2008年6月11日水曜日

Blender Sculptie Import & Export Scripts

スカルプテッドプリムのモデリングにWings 3Dを使ってみたわけですが、色々試してると欠点も見えてきました。確かにアプリの取っつきやすさとモデリングのしやすさは良いのですが、「球体からのモデリングしかExportできない」のがやっかいです。

この辺りはExport用のプラグインがアップデートされれば解決されるのかもしれませんが、今のところはBlenderとか他のツールを使う方が良さそうです。と言うことで、次の物作りはBlenderを使ってみようと思ってます。

Blenderは操作性がかなり独特ですが、慣れれば非常に便利で使いやすいツール。ただ、Blenderが標準で持っているスカルプテッド用テクスチャの書き出し機能だと、どうしてもエッジの甘いぼやけた形しかできません。色々対策を探してみたところ、2つほど良さそうなツールを派遣しました。
  1. ConvertToSculpt
    Cattakaさんが作成した変換ツール。

  2. Blender Sculptie Import & Export Scripts
    Domino DesignsのDomino Maramaさんが作成したBlender用スクリプト。
CattakaさんのConvertToSculptはX3D形式のファイルから変換するツールなので、Blenderだけでなく他のモデリングツールでも汎用的に使える便利なツールです。Cattakaさんのページには他にも色々情報が出てますので、一読すると良いかもしれません。

DominoさんのBlender Sculptie Import & Export Scriptsはその名前の通り、スカルプテッド用テクスチャの読み込み/書き出し機能をBlenderに追加するスクリプトです。それに加えて、スカルプテッド用のメッシュ(Sphere(球体)、Torus(チューブ)、Plane(板)、Cylinder(円柱))を[Add - Mesh - Sculpt Mesh]から呼び出せる機能もついてきます。

と言うことでまずはBlender Sculptie Import & Export ScriptsをインストールしてBlenderの環境を整えてみます。上のリンクからSL Forumにログインして、ZIPファイルをダウンロード。ダウンロードしたZIPを展開すると以下のファイルが入っています。
  • readme.txt
  • gpl-2.0.txt
  • add_mesh_sculpt_mesh.py
  • import_sculptie.py
  • render_sculptie.py
Python(.py)ファイルがスクリプトになりますので、それをBlenderのスクリプトフォルダにコピーしてBlenderを起動するだけです。

コピーですがWindowsの場合はreadme.txtに書いてあるように、

c:¥Program Files¥Blender Foundation¥Blender¥.blender¥scripts

(ドライブ名などは自分の環境に合わせてください。)

に放り込めばOK。
もしくは、

c:¥Documents and Settings¥[ユーザ名]¥Application Data¥Blender Foundation¥Blender¥.blender¥scripts
(ドライブ名などは自分の環境に合わせてください。)

の中でもOKです。

Linuxの場合は試してないです・・・すみません。
readme.txtによると、「~/.blender/scripts」とのこと。

Macの場合ですが、

/Applications/blender/blender.app/Contents/MacOS/.blender/scripts/

の中です。が、途中で「.blender」と「.」付きのフォルダが有るので、Finderを使うとたどり着けません。そのためTerminalを起動してコピーします。

Terminalを起動したらcdでZIPファイルを展開したフォルダに移動。
例えばデスクトップに展開した場合は、

cd ~/Desktop/import_sculptie_svn\ Folder/

ここからcpコマンドで.pyファイルをコピー

cp *.py /Applications/blender/blender.app/Contents/MacOS/.blender/scripts/

以上です。
これでBlenderの環境が整いました。

0 件のコメント: